あらすじ
くるくると回る赤いパトランプ。それがある場所で事故が起こっていた。
ジュニア・ライダー隊のマサルが拾ったパトランプは、怪人・レッドデンジャーだった。
レッドデンジャーは赤ランプやサイレンで街中を混乱させ、人間たちを恐怖と不安に陥れる。
サイレンと光に操られる人々――赤ランプ怪人の陰謀
マサルが拾った魔法のランプ、といってもアラジンのランプではなく、赤いパトランプだというのがユニークなサブタイトル。センスが爆発しすぎている。
今回のジンドグマ怪人は、赤いパトランプの化身であるレッドデンジャー。
妖怪王女の配下であり、自身を赤いパトランプに変化させることが出来る能力を持っており、パトランプとなった状態で車に取り付けば、その車を暴走させることが出来る。
この能力を持って交通を見出し、社会を混乱に陥れることを目的としている。
しかし、ここでレッドデンジャーの作戦に狂いが生じる。
パトランプに化けていたところを、ジュニア・ライダー隊最年少のマサルに拾われたのだ。
作戦の侵攻を気せずして阻まれたレッドデンジャーは、マサルの家から脱出を図る。
しかしそこを、仮面ライダースーパー1に発見されてしまうのだった。
果たしてスーパー1は、レッドデンジャーを倒して交通網を守ることが出来るのか。
深夜。車を飛ばしていた若者たちが、赤いパトランプが放置されているのを発見した。
若者たちはそのパトランプに興味を抱き、悪戯心で車に取り付けて走ろうとする。
パトカー気分で車を飛ばし、上機嫌の若者たち。
するとパトランプはサイレン音まで鳴り響かせるようになった。
パトランプをつけ、暴走行為にテンションが上がる若者たち。
だが、車は次第にコントロールを失い、ついには横転してしまう。
すると、赤いパトランプから目が浮かび上がり、その様子を嘲笑うのだった。
翌朝、散歩中だった幼稚園児と先生たちが、昨夜のパトランプを発見した。
しかしパトランプの目的は、ハルミとチョロを迂回させることにあった。
チョロたちが迂回した先の道はぬかるみになっており、チョロは見事にぬかるみにハマってしまう。そんなチョロたちを、嘲笑う美女が一人。
なんとか谷モーターショップに辿り着いたチョロはことのあらましを話す。
一也はその事件に妙な胸騒ぎを感じ、街にパトロールに向かう。
ジンドグマのアジトには、先程の美女がいた。その正体は、妖怪王女である。
幽霊博士は妖怪王女の悪戯に好意的だ。
悪魔元帥が妖怪王女の悪戯にGOサインを出したのは、信号の信用を失わせ、至る所で交通事故を起こし、人間同士で憎しみ合うように仕向けることにあったのだ。
悪魔元帥はこの作戦の実行者であるレッドデンジャーに言葉をかけるのだった。
レッドデンジャーは、パトランプに化ける能力を持っている。
暴走事故などを引き起こしていたのも、レッドデンジャーだったのだ。
ハルミはジュニア・ライダー隊を招集し、パトランプを使って悪戯する犯人を捜索した。
すると、最年少のマサルがレッドデンジャーが化けたパトランプを見つける。
言葉を話すだけでなく、くすぐるとくしゃみもするパトランプに、マサルは興味津々。
家に持ち帰ろうとし、ハルミやミチルにもそれを隠そうとする。結局、マサルがパトランプの存在を隠したことで、ジュニア・ライダー隊の捜索は何の成果も得られなかった。
夜になり、ふと目を覚ましたマサルは、昼間持ち帰ったパトランプに話しかけていた。
すると、パトランプは宙に浮き、発光点滅する。目を覚ましたミチルもその様子に唖然とする。
パトランプは火花を吹きながらミチルとマサルの両親の部屋へ移動し、窓から脱出しようと目論む。パトロールをしていた一也はそこに駆けつける。
マサルから、言葉を話して面白いから赤いパトランプを持ち帰り、そのパトランプが火花を吹いたという話を聞いた一也。最年少だからといってトラブルメーカー具合が凄すぎる。
するとそこに、赤いパトランプが出現。一也は急ぎその後を追った。
赤いパトランプはレッドデンジャーに変身し、一也に襲いかかる。
レッドデンジャーは肩の輪っかを燃やして飛ばすファイヤーリングを繰り出す。
しかし一也はそれを躱し、仮面ライダースーパー1に変身するのだった。
スーパー1はレッドデンジャーを追い詰めるが、そこに妖怪王女の乗った車が割って入る。
妖怪王女はレッドデンジャーを乗せ、車で逃亡。
スーパー1もブルーバージョンに乗ってそれを追いかける。そしてエレキハンドにチェンジし、エレキ光線でレッドデンジャーの化けたパトランプを攻撃した。
車から叩き落されたレッドデンジャーは姿を消す。
すると、パトカーや白バイといったパトランプをつけた車両が次々に現れた。
スーパー1はエレキハンドでパトランプを攻撃するが、なにか様子がおかしい。
パトカーから降りた警官はスーパー1を公務執行妨害、器物破損で逮捕する。
それは全て、レッドデンジャーの罠だった。
スーパー1を捕らえた警官は、ジンドグマ秘密警察だった。
ジンドグマ秘密警察の牢獄に囚われたスーパー1の前に、妖怪王女が現れる。
そして今回の作戦の目的を話すのだった。
「今に街中が大騒ぎになるのよ。今までの実験で、人間どもが赤いランプやサイレンを恐れることが十分にわかった。今度はそれを、人が大勢いる街の真ん中でやってのけるのさ!」
妖怪王女はスーパー1を処刑するべく、ジンファイターに大砲を打たせる。
だがスーパー1はそれを躱し、パワーハンドで牢獄を破壊して脱出した。
レッドデンジャーはビルの屋上でパトランプを点滅し、混乱した人々を落下死させようとしていた。そこに、スーパー1が駆けつける。パトランプと仮面ライダーの珍しい戦い。
レッドデンジャーはジンファイターをけしかけるが、スーパー1の敵ではない。
あっさりとレッドデンジャーを追い詰めたスーパー1は、スーパーライダー閃光キックを繰り出し、レッドデンジャーを打ち倒すのだった。
こうして、街に平和が戻った。マサルは一也に、もう嘘をつかないと約束する。
またまた?ジュニア・ライダー隊最年少のマサルがトラブルメーカーとなるエピソード。
「サザエさん」のタラちゃんのように、最年少にトラブルを起こさせるのが鉄板なのだろう。
妖怪王女の作戦も、本格的な被害が起こる前に阻止されたこともあり、結局鬼火司令が言うように悪戯レベルで終わってしまっているのもあり、なんだかミクロな規模のエピソードだった。
レッドデンジャーは直接対決ではあっさり倒されているのもそれに拍車をかける…。
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