あらすじ
ある日、ミチルはフランス人形を拾う。
そんななか、決戦を急ぐ悪魔元帥は怒り、スーパー1を倒そうとする。鬼火司令が変身し、他の大幹部たちも次々と真の姿であるジンドグマ超A級怪人へと変身していく。
ジンドグマ大幹部との決戦開始!目を失ったスーパー1に勝機はあるか?
度重なるスーパー1への敗戦に、鷹揚な態度を見せていた悪魔元帥もついに怒りが爆発した。
悪魔元帥のスーパー1抹殺という至上命令に従い、ついにジンドグマ4大幹部が自ら戦いに挑む。
まず鬼火司令と妖怪王女が、スーパー1抹殺のために怪人となって自ら出撃した。
鬼火司令の正体は、ジンドグマ超A級怪人オニビビンバ。
巨大な鎌を使いこなす暗黒拳法の使い手であり、大釜を振り回す姿は死神を彷彿とさせる。
また、背中には巨大な大砲・オニビビンバズーカを背負い、右手から火炎放射を放つ。
そして、自ら育てたエリートジンファイター部隊「夜光虫」を率いる指揮能力を備えている。
そして、妖怪王女の正体は、ジンドグマ超A級怪人サタンドール。
人間大のフランス人形のような可憐な姿と相反した、鋭い牙を口に備えている。
触れずして物体を動かす念動力や瞬間移動といった強力な超能力を備えており、瞬間移動で相手を翻弄、鋭い牙で相手の喉笛に噛みつく戦法を得意としている怪人だ。
2人とも、ジンドグマ超A級怪人と言われているその力は本物で、オニビビンバとの初戦で苦戦を強いられたスーパ-1は、複眼を焼け焦げさせられてしまった。
そして、チェックマシーンの修理ですら視力の回復に3日はかかる大ダメージを負ってしまう。
一方、サタンドールはフランス人形に化けて、ジュニア・ライダー隊のミチルに接触。
怪事件を巻き起こすことで彼らを混乱させ、自らのアジトに誘き寄せた。
スーパー1は視力が回復していないまま、ジュニア・ライダー隊を助けに向かう。
視力を奪われたスーパー1はこの超A級怪人たちに勝利することが出来るのか?
ある日、ハルミとミチルはフランス人形が道に落ちているのを見つける。
車に跳ねられたフランス人形を可哀想に思ったミチルはフランス人形を持ち帰り、手当をした。
ハルミは幼い時に家が火事になり、持っていたフランス人形が燃えてしまった思い出を話す。
ジンドグマのアジトでは、遅々として進まぬ地球侵攻に、悪魔元帥が怒りを見せていた。
それまでは鷹揚とした態度で4大幹部に作戦を一任していた悪魔元帥だが、流石に彼らの体たらくを黙って見ていられなくなったようだ。
魔女参謀は、モニターテレビを見せ、既に妖怪王女がスーパー1抹殺に動いていると弁明する。そこに映し出されていたのは、ミチルが拾ったフランス人形だった。
そして鬼火司令も、本来の姿に戻りスーパー1抹殺に向かうと宣言する。
そして鬼火司令は、ジンドグマ超A級怪人・オニビビンバに変身するのだった。
オニビビンバは白馬に乗って出陣し、自ら鍛え上げた精鋭ジンファイター暗殺部隊「夜光虫」を呼び出す。そして、スーパー1抹殺のために出撃するのだった。
そして、森の中で修行していた一也の前に、火の玉となって「夜光虫」が現れる。
さらに鬼火司令も自ら、大鎌を携えて現れるのだった。
鬼火司令は大鎌を振るう暗黒拳法の技を見せ、一也を抹殺せんと迫る。
一也は、鬼火司令の大鎌を真剣白羽取りで躱すと、スーパー1に変身した。
スーパー1の変身に合わせ、鬼火司令もオニビビンバに変身する。
オニビビンバのオニビビンバズーカ砲がスーパー1に向けて発射された。
スーパー1はなんとかそれを躱すが、そこに「夜光虫」が現れ取り囲まれてしまう。
そして、木に突き刺さった大鎌によって身動きが取れなくなったスーパー1に、オニビビンバは火炎放射を放った。スーパー1の頭部が焼き尽くされていく。
スーパー1は冷熱ハンドにチェンジし、冷凍ガスで火炎放射を無効化。
さらにパワーハンドにチェンジして、怪力で木に突き刺さった大鎌を抜き取る。
そしてダブルキックをオニビビンバに炸裂させ、なんとか撤退に追い込むのだった。
だが、スーパー1の複眼はオニビビンバの火炎放射で焦げ付き、視力を失っていた。
基地に戻った一也はチェックマシーンでダメージをチェックしていた。
診断の結果、視神経に多大なダメージを負わされており、治療に3日を要することが判明する。
一方、谷モーターショップでは、ミチルの拾ったフランス人形の目が光り、店内のオートバイがひとりでに動いて谷とチョロがその下敷きになり大怪我を追う事件が発生。
ジュニア・ライダー隊の面々が乗る自転車も、フランス人形の目が光ると同時に宙を舞い、ライダー隊に怪我を負わせる。マサルだけが、フランス人形の目が光るのを目撃していた。
マサルがフランス人形の目が光ったことを証言する中、偶然ラジオからメアリーという少女が大事にしていたフランス人形を探しているという話が聞こえてくる。
フランス人形が持ち主のもとに帰りたくて超能力を発揮していると思ったミチルたちは、フランス人形を持ち主の元へ届けることにした。
翌日。3日の時が経過しても視力が回復していない一也を慮り、谷やチョロはフランス人形の力で負った怪我を隠す。だが、ジュニア・ライダー隊がフランス人形を持ち主の元へ返しに行ったと聞いた一也は、フランス人形がジンドグマである可能性に思い至っていた。
その頃、ジュニア・ライダー隊はフランス人形の持ち主の家に到着する。
そこは、等身大の人形が並んでいる、どこか薄気味悪い雰囲気の屋敷だった。
ジュニア・ライダー隊は出迎えた老紳士にフランス人形を返却したが、屋敷の奥に案内される。
するとそこに、フランス人形がひとりでに動いてジュニア・ライダー隊に迫ってきた。
そしてフランス人形は人間大に巨大化する。それはジンドグマ怪人・サタンドールだった。
ジュニア・ライダー隊は屋敷から逃亡するが、人形に化けていたジンファイターに行く手を阻まれる。サタンドールは妖怪王女の正体怪人だった。そして老紳士は鬼火司令の変装だったのだ。
妖怪王女はフランス人形に化けてジュニア・ライダー隊をこの屋敷に誘き寄せ、さらに彼らを人質に一也をも誘き出し、処刑しようとしていたのだった。
そして、一也は視力が回復していない状態で、ジュニア・ライダー隊を助けにやってきた。
しかしそこに、ジンファイター部隊「夜光虫」が襲いかかる。
一也は目が見えない状態で、聴力だけを頼りに敵の攻撃を躱していく。
姿を現した妖怪王女はサタンドールに変身し、一也の頸部に噛みつこうとする。
その様子を見て勝ち誇る鬼火司令だが、隙をついた良とハルミに階段から突き落とされ、そのはずみでオニビビンバに変身。だがジュニア・ライダー隊は脱出に成功した。
ジュニア・ライダー隊を逃がした一也はスーパー1に変身する。
だが、視力は完全には回復しておらず、ぼんやりとした視界のままだった。
「夜光虫」を蹴散らしたスーパー1の前に、オニビビンバとサタンドールが迫る。
サタンドールは念動力でスーパー1の身体を自在に操り、その動きを封じた。
そこに、オニビビンバの大鎌が迫る。
だが、スーパー1はオニビビンバを突き飛ばしてサタンドールにぶつけ、仲違いをさせた。
そして奪った大鎌をサタンドールに投げつける。
しかし、視力が回復していないスーパー1は満足に攻撃することが出来ずにいた。
オニビビンバの火炎放射と、サタンドールの念動力がスーパー1に迫る。
そこでスーパー1は冷熱ハンドにチェンジし、冷凍ガスと超高温火炎を同時発射。
しかしサタンドールに火炎は当たらず、オニビビンバにも冷凍ガスを躱される。
オニビビンバのバズーカ砲で、海に落とされるスーパー1。
しかしそこに、一瞬の勝機が訪れた。沈む夕日に照らされたスーパー1の視力が回復したのだ。
スーパー1はこの機を逃さず、エレキハンドにチェンジしてエレキ光線を発射。
そしてスーパーライダー水平線キックを放ち、サタンドールとオニビビンバを倒すのだった。
こうしてスーパー1は、超A級怪人二体の挑戦という最大の危機を脱した。
しかしそこに、仲間を倒されて怒りに燃える幽霊博士が現れる。
仲間の恨みを晴らさんとする幽霊博士の挑戦が、すぐそこに迫っていた…。
ついに悪魔元帥の怒りが爆発し、ジンドグマ大幹部との直接対決が始まった。
自ら人形に化けジュニア・ライダー隊を狙った妖怪王女と、自ら育てた暗殺部隊を率いてスーパー1抹殺を図った鬼火司令の挑戦を同時に相手取る、スーパー1最大の危機を描いている。
オニビビンバの火炎放射を浴びて視力を奪われたスーパー1の苦戦は、手に汗握るものがある。
こうして死闘の果て、鬼火司令と妖怪王女はついにスーパー1によって倒された。
だがこれに、4大幹部の中でも比較的温厚で幹部間の仲を取り持っていた幽霊博士が怒る。
仲間を奪われた幽霊博士と、スーパー1の決着の日も近い。
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